新人男性看護師の憂鬱

捻くれ者の空回り

夜道の傍観者

今日は朝の7時に家を出て

怒られ、怒られ、怒られ

今病院を後にし、夜道を楽しむ

 

道の先に猫が

睨み合って負けたその猫は、車の下に潜り込みこちらをじっと見ている

 

夜道、家の間、路地裏、雑木林の中、近道を歩く

きっと猫や虫は僕のことをいい奴とは思ってないらしい

 

そうだよな

煙草を吸いながらだもんな

ごめんな

 

ふかしてみたところで

昨日も今日も変わらない

きっと明日も

 

 

あぁ

気持ち悪い

チリツモ

わからない、わからない、わからないを貯めて貯めて溜めて

今になって振り返ったら溜まりに溜まったわからないとストレス

 

気遣い気遣い気遣い

でもそれって言い訳

 

うまく均衡を保てない

適当がわからない

十分がわからない

 

責任って何?

 

溜まりに溜まったうっぷんを吐き捨てる訳にも行かず、音楽に励ましてもらい、煙草を吸って、吐き捨てる

 

ああ…気持ち悪い

独り言

ゆってる道筋がわからない

要するにそうなんだけどそうじゃなくて

 

それだとすごい生意気で

でもそんな生意気なことが言いたいわけじゃなくて

うーん、このどういうかそのやね

 

ってなったら

要するにそうなる

私の沼

目の前の人が泣いている

きっと僕のせいなんだ

目の前の人が言っている

「どうせ、私のせいなんだ。私がもっと我慢したら。もっと私が優しくできれば。もっともっともっと」

 

僕の中の人が泣いている

なんでこうなった

僕の中の人が怒っている

お前が悪いから。お前がもっと優しくて、包容力があって、彼女の嫌なところも全部笑って受け止めて

もっと全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部

 

きっと答えはどこにもないことわかっていて

違う違う違う違う言い続け

流した涙はきっと武勇伝のように誰かに語れられ

もっとその時は素直に愛してるって口先で君に歌えたなら、こんな、こんな、こんなこと